スティル・アカデミィ・ジャパンと提携している「ATSA」とは?

スティル・アカデミィ・ジャパン(SAJ)は、フランスの国家認定校のアンドリュー・テーラー・スティル・アカデミィ(ATSA)と提携して運営しております。

そのため、教育内容は基本的にATSAが認める内容を日本のSAJで教えています。

SAJで学ぶ事になるATSAの教育の質とは?

それでは、具体的にどのような教育が行われているのかをご紹介して行きます。

第一哲学原理を具現化した教育

実はフランスのオステオパシー学校の教育は、世界のオステオパシー教育の理想的モデルとの主張があります。
その理由はオステオパシー哲学に、より適した教育と思われるからです。

オステオパシーの第一哲学原理

オステオパシーが身体を診る際の哲学に「身体は一つのユニットである」との考えがあります。


オステオパシーは西洋のアロパシー(対症療法)と異なり、様々な各器官は細分化されておらず筋骨格系や神経系や内臓の循環器系や消化器系やなどなど全てがユニットを成す一つの単位として人間を捉えています。

そのため、カイロプラクティックの様に筋骨格系の中の脊椎と骨盤の観察と矯正を軸に全ての方に対して応用する手技療法とも異なります。

理想的なオステオパシーは脊椎だけに重きを置かず、全身の筋骨格系に対応します。また、内臓や中枢神経や脳神経に影響力が大きい頭蓋仙骨系の全てに対応可能なジェナラリストである事がベストだと考えられています

オステオパシーの大多数の学校は筋骨格系のみだった

20世紀半ばの世界のオステオパシー学校の多くが全身の筋骨格系の講義のみを行い、学生は学校の既存の教育以外の講義として任意で頭蓋仙骨系や内臓系のオステオパシーを学ぶか、卒業後に任意で頭蓋仙骨系や内臓系のオステオパシーを学ぶ所が大半でした。

しかし、フランスではオステオパシーの哲学を実践するオステオパスの育成のために、学校の教育から全ての「系」をシステマティックに学ばせる必要があるとして、トータルな教育を定型化しました。

世界に先んじて3つの柱を統合した教育の実績

 

フランスのオステオパスはこの三つの系を「三つの柱」と説きました。そして、フランスで初めて「三つの柱を」学校の講義として行ったのがスティル・アカデミィ・ジャパンの提携校のATSAだったのです。

三つの柱の教育を統合し、実際のオステオパシー臨床を行う講義も初めて行ったのもATSAで、次第にフランスの大半の学校のモデルになって行きました。

ATSAの教育は、最も「三つの柱」を統合した教育を洗礼化し発展させた学校と言えます。

3つの柱(筋骨格系・内臓系・頭蓋仙骨系)の学ぶ有用性

腰痛を例に、三つの柱をトータルに診る事の有用性を紹介します。

内臓系由来の腰痛

例えば、腎臓が下垂して腰の神経を圧迫、さらに腰の静脈の流れが悪くなる事により腰椎の機能障害で腰痛が起こった場合は、腰の腰椎の調整テクニックは最適な施術のチョイスとは言えません
この場合の1番に選択すべき調整法は内臓オステオパシーの腎臓の下垂の機能障害に対する手技です。その他の筋骨格系の機能障害は軽減、もしくはなくなる場合もあるのです

3つの柱の複合由来の腰痛

交通事故などを起こしてその後に腰痛を起こした場合は、脊髄硬膜の組織がトラウマに晒され腰痛を起こす場合もあります。そうなると頭蓋オステオパシーの脊髄硬膜のリリースが必要です。または、外傷に晒された部分の筋骨格系にオステオパシー機能障害を起こし腰痛になる事や外傷による内臓の鞭打ちも腰痛になり得ます。

上記の様に同じ腰痛でも原因のバリエーションは色々あるのです、フランスのオステオパシーは原因の中心を施術しようとします。そして、原因から派生した他の機能障害がを解放し全体の調和をもたらそうとします。

その為に筋骨格系・内臓系・頭蓋仙骨系の三つの柱の全てのオステオパシーの総合的取得が必要なのです。

そしてこの三つの柱を実際の施術で総合的に検査と評価をし正確に調整し、指導するためには総合的オステオパシークリニカ&リサーチの実践的講義が必要になります。

総合オステオパシークリニック&リサーチ

総合的オステオパシークリニック&リサーチは、オステオパシーで実際に不調を訴える方を対象に施術と指導を行う実践の授業です。オステオパシー診断を行い、問題を確定し、施術を行い、最後に改善のための指導を行います。
この施術を、他の生徒は動画で観ながら指導と検査と評価と施術と指導の全てをチェックし、施術後に術者と対話し合い、より良いオステオパシーの実践の構成に対して研鑽し合います。
このオステオパシークリニカの授業はフランスならではのアカデミィックな講義で、当校の強力な魅力です。

昔のフランスの学校はテクニックだけを教えて、後は個人の采配で施術を行う教育でしたが、フランスのATSAは三つの柱の教育だけでは無く、三つの柱を総合的に効果的に応用し実践に活かすための、オステオパシークリニカの授業を構築し発達させました。
この講義はオステオパスの中でもオステオパシー講師の正規の資格を持つ講師でないと困難な講義なのです。

SAJはATSAからの、オステオパシークリニカの講義がある事も、国内の他のオステオパシー教育と比較した場合、唯一無二の大きな魅力なのです。
※特に近年SAJではクリニカの講義が強化されました
この講義は基礎教育では無く、プロフェショナルとしての実践応用の能力を高める為の実践&リサーチです。

ATSAインターナショナルとしてのSAJの未来

フランスから始まった3つの柱の学校教育や、総合的オステオパシークリニカ&リサーチの講義は世界中から学びたいとの要望が多く、SAJの提携校のATSAは、日本・イタリア・ドイツ・ロシア・南米のチリへ、オステオパシー教育を行い、世界の学校の設立に貢献したキャリアがあります。
またこれ世界の学校の兄弟たちはATSAインターナショナルとして、世界的に協力し合う仲間を持ちます。

私達の方向性と志

私たちSAJは、純粋に日本に本場のオステオパシーが普及する事を望んでいます。その為には世界に肩を並べらる本物のオステオパシー教育が不可欠です。
オステオパシーは解剖と生理をグローバルに捉え実践する世界の他の手技療法にない先見性と独創性を持ちます。そして、オステオパシーは日本に置いてオステオパシー機能障害が原因で苦しんでいる多くの国民に貢献できる非常に重要な学術です。

苦しんでいる人に貢献できる財産を取得しませんか?
是非あなたもフランス国家認定校の教育を学び、オステオパシーの学術を貴方自身の財産にしませんか?

総合オステオパシークリニカ&リサーチの参考動画