学生の声

SAJを選んで入学した理由

神永 叙子

今まで世界基準のオステオパシー教育を受ける為には、海外へ留学するしかありませんでした。でも、誰からも学費や生活費の援助も受けずに、日本にいる時のように仕事をして収入を得ることなしに、何年も海外へ留学するというのは、かなりハードルが高く、それができる環境にある人は、ごく少数の恵まれた人だけでした。

ですが、フランスの伝統あるオステオパシー教育機関「アンドリュー テーラー スティル アカデミー(ATSA)」と提携し、2009年、東京に「スティル アカデミー ジャパン(SAJ)」が開校しました。

これにより、海外留学をしなくても、日本にいながら、そして仕事をしながら世界基準のオステオパシー教育を受けられるようになったのです!それでも、1回につき4日間のセミナーを年間6回受講し、それを6年間受け続けるのは、本当に大変なことです。学費もかかります。
そして、仕事も休まなければならないので収入も減ります。

勤めている人は、かなりの日数を休むことになるので、同僚や上司へも迷惑がかかり、職場からの許可を取るのも難しいかもしれません。また家族と過ごす時間も犠牲にしなければならない時も多いと思います。
多くの困難を述べましたが、それでも、オステオパシーを学びたいという情熱があるなら、「スティル アカデミー ジャパン(SAJ)」で学ぶことは、それを越える価値があります。

オステオパシーは、本当に素晴らしい手技療法です。でも本当は、オステオパシーは哲学です。
オステオパシー創始者AT.STill 博士が発表したオステオパシー哲学とは、身体の治癒力を発動させる為の身体に存在する普遍のルールなのです。その哲学に従って、解剖学、生理学、生体力学といった知識を駆使し、身体が失ってしまった調和を取り戻す手助けをする手技療法です。オステオパシーを学ぶのに、自分が好きな分野のセミナーにだけ出て学ぶという方法もありますが、「SAJ」では、それは許されません。筋骨格系・頭蓋系・内臓系のオステオパシーの主要な分野を中心に、解剖学、生理学、生体力学のみならず、症候学、診断学、放射線画像学など、理論と実技のカリキュラムを多角的に学びます。自分が苦手な分野も外すことなく多角的に学ぶことは、とても大切なことです。それは、身体をより全体的に捉えることができ、身体への理解が深まるからです。そうしてはじめて、オステオパシーの知識と技術は、素晴らしい効果を発揮するのです。AT.STill 博士は、オステオパシー哲学のはじめに、「身体は1つのユニットである」と述べています。
オステオパシーの素晴らしさの基礎にあるのは、身体をパーツごとに分離せず、全てを統合してみるという視点です。まさに、オステオパシーを学ぶときも同じです。身体を統合的に理解するには、多角的な知識を得る必要があるのです。
 そしてもちろん、SAJでは講義を受けるだけではなく、筆記と実技のテストがあります。働きながら勉強をするというのは、本当にハードです。仕事を終えた夜は、本当にクタクタで、なかなか頭にも入ってきません。しかも、ほんの数か月という短い期間ではないので、生活スタイルから見直していかなければなりません。自営業の人は、施術だけでなく、経営やマーケティング的なことも同時に考え、やっていかなければならないのです。

だけど、その苦労をしても、やはりSAJで、オステオパシーを学ぶ価値はあります。それは、オステオパシーの知識や技術を使って、あなたの自身の手で、生命の躍動を感じ、それを一層高めていくことができるからです。そして、その喜びの他にも、苦労の末には、国際的な資格の授与という輝かしい栄冠も得ることができるのです。
でも、SAJの教育が終わっても、それで全て終わりではありません。まだまだ勉強や研究は続くのです。果てしがないと思われるかもしれませんが、だからこそチャレンジしがいがあり、楽しく、人生を彩るのです。

私たちが真摯に向き合う程、多くの人を助けられるというのは、本当に素晴らしい仕事です。
私は転職をしてオステオパシーを選びましたが、オステオパシーを始める時は、家族も友人も誰も賛成してはくれませんでした。
だけど、今、私は自分の選択が間違っていなかったことがはっきりわかります。オステオパシーを仕事にすることで、多くの人の役に立っているということを日々、実感できるからです。
自分の頑張りが困っている人の役に立っていると感じることは、究極の幸福感でもあります。

本当に生命は、キラキラと輝いています。身体は、躍動感にあふれたリズムで振動しています。
SAJのカリキュラムを終えた時、その知識と技術で、生命の輝きを一層、煌めかせることができるようになるでしょう。

あなたもこのチャレンジをしてみませんか?
そして成長したからこそ得られる喜びを感じてみませんか?

1期生 神永 叙子 Diplome d’Osteopathe

スティルアカデミージャパンに入学して

日本でオステオパシーを語る時に、必ず出てくる言葉があります。

「アメリカではオステオパスはドクターであり、海外では法制化されている。」
「日本では残念ながら法制化されておらず云々・・・」等々・・・。

我々日本のオステオパスは、一体いつまでこの現状に甘んじなければならないのでしょうか?

一方、フランスでは、オステオパシーは、30年という月日がかかったものの、きちんと法制化もされ、今では一般の人にも広く知られるようになり、社会に浸透してきたといいます。

近年、「末梢神経マニピュレーション(バラルD.O. との共著)」の著者、アラン・クロワビエD.O.がフランスで医師を対象に、オステオパシーについて講演をしたそうです。

講演終了後、医師達はクロワビエD.O.に対して「医学的に緊急の問題や、器質的な障害が無い場合は、躊躇なく患者をオステオパスの所に送る。」と話したそうです。

日本には、30年以上前からオステオパシーが入ってきた事を考えると、フランスとのこの差は何なのでしょうか?

私はスティルアカデミージャパンに入学して2年になりますが、実際に授業を受けてみて、
思いました。
「なるほど、初めからこのレベルの教育を受けて育ったオステオパスがたくさんいて、そのベースの上で各自が切磋琢磨し、患者から広く信頼を得ていれば、フランスでオステオパシーが法制化されるはずだ」、と。

日本にオステオパシーが広く浸透し、きちんと法制化もされる為には、かつてA.T.スティルが意図していたオステオパシーをきちんと行えるオステオパスを増やし、患者さんや医療関係者からも広く信頼を得る事が大切ではないでしょうか?

腰痛にはこのテクニック、膝の痛みにはこのテクニック、このテクニックが効かないから、じゃあ頭蓋でもやってみるか、といった場当たり的な治療では、スティル先生の意図したオステオパシーを実践する事は、とうてい不可能だと思われます。

スティル先生が意図していたオステオパシーを実践する為には、体のつながりをきちんと診る事が出来、体のつながりから、症状の原因にきちんとたどりつく事が出来、たどりついた原因に対して一番効果的なアプローチをきちんと選択出来なければなりません。

スティルアカデミージャパンで、フランスのきちんと体系だったオステオパシーの教育を受ける事は、その為の基礎、手助けとなってくれることでしょう。

日本では、とかく秘伝的な扱われ方をしてしまう「仙腸関節」「骨盤」「筋膜」に関しても、スティルアカデミージャパンでは、一年生で習う内容です。

特に「仙腸関節」は一年生の最初の授業に設定されており、仙腸関節の原理原則を非常に分かりやすく、シンプルに教えていただきました。
今まで仙腸関節については何度も勉強してきましたが、こんなに簡単な事だったのか!と驚きを覚えました。

この原理原則の教育が日本のオステオパシーに一番欠けていた部分であり、最も必要とされているものだと思います。

フランスの先生方は、まず原理原則を教えてくださいます。
先に原理原則を理解していれば、診断やテクニックは原理原則の応用なので、理解もスムーズに進みます。
スティルアカデミージャパンの授業では、これこそが本来の教育なのだ、という事を、まざまざと見せつけられます。

私は、この激動、変革の時代に、創始者A.T.スティルの名前を冠したオステオパシーの学校が日本に出来た事に、何か運命的なものを感じずにはいれません。

我々第一期生はスティルアカデミー2年生の授業中に、3.11の大震災を経験しました。
多くの尊い命が失われた中、命を授かった我々は、神様に“オステオパシーをしっかり学び、困っている人たちを助けるように。”という使命を与えられた気がしてなりません。

私には夢があります。それは将来、すべての産まれてくる赤ちゃん、すべての出産前/出産後のお母さんは、オステオパスのチェックを受けるのが当たり前になる世の中をつくる事です。
出生と出産という、人間の生命活動にとって重要な2つの場面に、健康面からサポート出来るのは、オステオパスだけです。

その為には、かつてスティル先生が意図していた、体のつながりをきちんと診れて、症状の原因に対してアプローチできるオステオパスを教育する事が必須です。

スティルアカデミージャパンはその大きな一歩になると思います。
かつて、海外の体系だったオステオパシーの教育を受ける為には、留学するしかありませんでした。
スティルアカデミージャパンは、現在世界最高レベルと言われるフランスのオステオパシーの体系だった教育を、日本に居ながらにして学ぶ事が出来ます。

オステオパシーを学ぶ為に、無駄な回り道、無駄な時間を消費する必要はもう無いのです。
初めてオステオパシーを学ぼうとする方、また、既にオステオパシーを学んでいる方で、入学を迷われている方こそ、入学される事を強くお勧めします。

かつてA.T.スティルが意図していたオステオパシーをしっかり実践する為にも、
日本のオステオパシーの歴史上、初めて訪れたビッグチャンスを是非、つかみ取っていただきたいと思います。

1期生 坂本 淳 Diplome d’Osteopathe

SAJで学んで

嶋田 龍太郎

SAJで学び始めたこの2年に満たないわずかな期間で、私は自分自身が着実に成長し大きく変化していることを実感しています。そして卒業までの時間でさらにどれだけ成長できるのかを思うと心から楽しみでしょうがありません。

いま、この治療を素晴らしい仲間とともに学ぶことが出来る幸せを感じ、それを日々の臨床の場で患者様に還元できることをうれしく思います。学んだ分だけ患者様が良くなっていく。治療家としてこれ以上の喜びはなく、毎日が喜びと充実感で満たされています。

「本当のことが知りたい」私は、ただその一念で今まで努力をしてきました。
道を求め、師を探し、本物の知識や技術を追求してきました。

一生をかけるに値するものは何か、人間とは何か。そんな思いで武術、学問、治療といった世界で探究を続けてきました。そしてそれぞれの分野における超一流の方々から学ぶべく努力をしてきました。

武術の名人達人による稽古、慶應大学をはじめ様々な教育機関での学び、さる名医の元での内弟子修業、それらを通じ本当に多くのことを学びました。
でもまだまだ自分には不足していることが多くある。そう感じていた時、SAJに出会いました。
SAJはオステオパシー治療を世界基準で、それも最高度のレベルで、知識・技術を基礎から体系立てて学ぶことができる日本唯一の学校です。講師のフランス人の先生方は誠実かつ熱心に指導してくださいます。通訳も超一流でとてもわかりやすく、懇切丁寧に解説をしてくれます。運営にあたる理事会をはじめ、事務局の皆さん一同きめ細やかな心配りで大変気持ちよく活動していただいています。

セミナービジネスや資格ビジネスの横行する昨今、このような良心的でかつ質の高い教育機関は非常に稀有なものだと思います。それが可能なのもすべての関係者の善意、志によるものだと思わずにはいられません。本当に感謝しています。
そしてここでの学びをさらに良いものにしている最大の理由は生徒の質にあると思います。日本全国から集まった優秀な先生方がさらに自分の治療を向上させようと日々努力をしています。おそらくこの業界ではすでに成功されているであろう先生方が、世界に通用する本物のオステオパスになるべく、その知識技術のさらなる向上のために、あらゆる犠牲を払い参加しています。だから授業だけでなく、休憩時間の会話までがとても示唆に富み、大変な刺激となっていて、この場に参加すること、その一分一秒までをも貴重なものにしてくれています。とても勉強になり、ありがたく思っています。

日本のみならずアジア初のオステオパシーの正規の学校。この奇跡のような瞬間に参加できて本当によかったと思います。そしてこの可能性が今、すべての人々に開かれています。この奇跡、喜びをさらに多くの方々と共有できることを心から願ってやみません。

1期生 嶋田 龍太郎 Diplome d’Osteopathe

スティルアカデミージャパンに入学して

スティルアカデミージャパンに入学して

規制緩和で学校が増え、一年間に開業される、店舗数は、約5,000にも登ります。
その5,000もの店舗と、差別化をしませんか?

私は北海道の釧路市という、人口約19万人の町で産まれ、中学生から両親の仕事の関係で網走に引っ越し高校卒業迄(正確に言うともう一年ありますが・・・)過ごしました。 両親共にマッサージ師ですが、両親は結婚してから、まず父親があん摩、指圧、マッサージの資格を取得し、その後に母が資格を取得しました。

両親の姿を見ていた私は、見よう見まねで、知り合いのマッサージをしていました。ただ私は学校の勉強をほとんどした事がなく、一年浪人してあん摩、マッサージ、指圧の専門学校に入学しました。そんな私ですから、専門学校の授業について行くのは、大変でしたが、親に迷惑をかける訳にもいかないので、勉強を頑張りました。

犬も歩けば棒に当たると言いましょうか、色々な有難い縁で、銀座で半年、品川区で十年程、カイロプラクティックとオステオパシーをメインにした治療をさせていただきました。
今から三年前に、長男という事もあり、家族の協力を得て、北海道で開業しました。北海道に戻ったのですが、東京で、ずっと来ていただいた患者さんから、まだ施術して欲しいというお言葉をいただきましたので、困難もありましたが、東京と北海道の往復の生活がスタートしました。
東京、北海道往復の生活が始まって二ヶ月後、SAJのお話をいただきました、初めSAJの話を聞いたときは、東京で約14年間頑張ってきたこと、東京と北海道往復も大変だったことがあり、更に五年間もフランス人の学校へ通うのは困難だと思いました。

ということは、五年間は十分の一です。入学動機にも書きましたが、規制緩和で学校が増え、あん摩、マッサージ、指圧、柔道整復師、などなどの国家資格者が沢山増えました。

リラクゼーションなども含めると、一年間に開業される、店舗数が約5.000にも登ります。その5.000もの店舗と差別化をしませんか?

患者さんや、知り合いにフランス人に五年間で本物の治療を習っているというだけでも、納得度が全然違います。私の場合は、東京に行ったり来たりしながら、フランス人に治療を習っている治療師が網走にいるらしいという口コミで来てくださる、患者さんが結構います。
五年間というと長く感じますが、一日一日、歯を磨くように、勉強すれば、一ヶ月ではそんなに変化を感じないかもしれませんが、三ヶ月、半年と努力すれば、一日、一人か二人位、患者さんが増えるのではないでしょうか?もし一人の患者さんから、四千円いただく先生なら、年間250日働いたとして、一日一人患者さんが増えれば、授業料が捻出できます。もし五年後に、一日三人患者さんが増えていたらすごくないでしょうか?
それ以降は、学費はかかりません。

SAJに入学を迷っている方は、間違いなく勉強熱心だと思います。国内のセミナーや国際セミナーにも、参加されていると思います、自分も国際セミナーはいくつか参加しました。

正直もうそんなに、がむしゃらに頑張らなくても良いかな?と思った時期もありました。しかしその考えは、とんでもない間違いだと、SAJの授業を習って気付きました。まず日本語と、フランス語の(英語も同じだと思いますが)言葉の違いです。

当たり前ですが、海外で出版された内容が、日本語に訳される迄、かなりの時間がかかります。
その上すべての著書が翻訳される訳では有りません。
そして情報量の多さです。SAJはそれぞれフランス以外でも教鞭を執るスペシャリストの先生がいらっしゃるわけですが、情報量が半端じゃない!特に驚いたのが頭蓋の授業です、しかも授業が楽しくて、面白い!!!
  (゜o゜) もうビックリです。

内臓の授業も、今迄自分は、臓器が有ると言えば有る、無いと言えば無いといった感じでしたが、授業では、一つ一つの臓器をたどっていって、きちんと確認していくという内容でした。これなら内臓が苦手じゃなくなりそうです。そして触診解剖学。自分がマスターしたとは言えませんが、この勉強は、総てのテクニックに通ずるものです。勉強したら、他のテクニックの効果がアップすることは、間違いないです。

テキストは、触診解剖アトラス(日本語にも翻訳されていて自分は入学前から持っていました)、当初講師は、著者のティクサ先生と一緒に勉強されていたイブ・フルニエ先生でした。著者と一緒に勉強されている方が講師って、すごくないですか?そう言えば頭蓋のリニオン先生も著書が何冊かありました。

そうは言っても、、、、と皆さん思われると思います。そこで自分が心がけている事が、参考になれば良いと思います。釈迦に説法かもしれませんが、ブーメランを知らない人はいないと思うので、説明は省きますが、オーストラリアのアボリジニ(先住人)が、ブーメランを投げてうまい具合に木の上の猿などを落としていく、獲物を取るのには感心してしまいます。
投げたブーメランは戻ってくる。当たり前ですが、上手に投げないと戻ってきません。戻ってくる事を知っているし、戻ってくることを期待して投げます。適当に投げたら、戻ってくるどころか、何処かに行ってしまいます。

SAJでの一番のブーメランは、勿論施術のテクニックだと思いますが、フランス人の講師の話の内容を噛み砕いて、患者さんに話したり、フランス人はこういう考え方なのですよといった話も、ブーメランになると思います。そこにあなたのオリジナリティーが加われば、鬼に金棒です。

つまりブーメランを投げる時に、結果に対する確信を持って動く事は、とても大切な事です。そしてもう一つ、投げないと始まりません。つまり実行に移さなければ何にもならない、アクションをおこす事が大切な事です。ぜひSAJでしっかり学び、しっかりとしたブーメランを、身につけるとコミットメントして下さい。

やる!と決めたら、難しいと思えていたものが、何かいいじゃない、これでいける!と状況が変わって見えますよ。世界トップクラスのオステオパシー、 SAJの素晴らしい世界でお待ちしております。

1期生 日下 隆央 Diplome d’Osteopathe

SAJを受講して、物凄くショックを受けました

原 祐士

SAJを受講して、物凄くショックを受けました。豊富な知識を持つフランス人講師が、情熱をもってぶつかって来てくれているのを ヒシヒシと感じます。

SAJでは理論を追って 診断と治療を学ぶので、障害のメカニズムがわかるようになり、患者さんへの 納得いく説明がしやすくなりました。

私のSAJへの入学動機は、世界基準の学校教育でのオステオパシーを学びたかった事です。
SAJに入るまでは、経営母体のJOMAのセミナーには出たことは無かったのですが、知り合いの治療家の先生からJOMAのセミナーの講師の話を聞いていたので、入学についてあまり不安は有りませんでした。

実際はSAJを受講して、物凄くショックを受けました。
講義内容は座学だけでもかなりの情報量が有り、フランス人講師も自身が持っている知識を惜しみなく出してくれます。
質問に対しても「これでもか、これでもか!」というくらいの量の返答が返ってきます。講師も本気でぶつかって来てくれているのをヒシヒシと感じます。
講義で扱う情報量が多いので、四日間で習った復習をしっかりしておかないと次の授業について行けなくなることも有り得ます。ただし、非常にわかり易い講義を、ユーモア交えながら基礎から行ってくれますので、後日録音を聴き直しても面白いです。

授業について行くのにも復習にもハッキリ言って必死ですが、学校教育なので、重要項目は何度も扱ってくれますし、その内容について、講師からも質問が飛んできたりもします。毎回新しい知識が入って来るので、非常に楽しいです。

講義の例を挙げると、上半身の触診だけで、四日間の講義が有りました。日本でも販売されている触診の書物を使って、その本の著者の弟子の先生に教えて頂きました。その本を読むだけでもある程度は触診出来ますが、触診専門の講師からは文章では伝えられないコツを教えてもらえますし、記憶への残り方が違います。それによってあやふやになっていた触診にも自信が持てるようになり、次の講義でのテクニックの精度に結びついて行きます。
骨盤の講義では、解剖生理を簡単に復習した後に、検査法や治療法をしっかりとした理論の基に教えてくれます。例えば、マッスルエナジーテクニック(筋エネ)は、フランスの理論が詰め込まれ、市販の書物よりも洗練された形になったものを学べます。
よって臨床でも自信を持って納得して施術を行えます。
いくつもの治療法を学ぶので、正直、そのやり方を忘れてしまうことも有りますが、基礎の理論が頭に入っていれば、治療中に自分で考えながら行えます。

市販のオステオパシーの書物では何を言おうとしているのか内容がよく分からなかったり、「この病変で、何故この治療方法を使うのか?」という疑問が有りました。SAJでは、テストでも治療方法でも論理的な考えに基づいて教えられるので、後にオステオパシーの書物を読んでも、書かれている事の理解が深まります。そういった意味でもSAJの講義は、後からジワジワ効いてきます。

私の治療院は予約制では無く、患者さんの来られた順番で治療させて頂いています。フランスのオステオパシーを実践するために、一回の患者さんを診る時間は、少し長くなっていますが、治療に掛かる期間はかなり減りました。

SAJで論理を追って診断と治療をすることを学びますので、患者さんの持つ障害のメカニズムがわかるようになり、患者さんへの施術内容の説明もやり易くなりました。丁寧な説明だと、患者さんも喜んでくれます。病院へ送った方が良い場合の判別も、以前に比べて大分わかるようになったと思います。

入学をためらっておられる方々が気になるのは、やはり、四日連続という講義期間と、この不況での資金面だと思います。苦労はしていますが私の場合は、 先ず講義期間の休診について。私の治療院は予約制ではないので、患者さんには一ケ月以上前から休診の旨を告知しています。簡単なホームページも作り、そこでも見られるようにしています。パソコンを扱わない患者さんには、来院の前に電話での確認を念押ししています。患者さんには私が遊びに行っていると思われるとマズイので、「研修のため」としっかり前置きしてお知らせしています(笑)。

次に資金面について。日ごろからSAJの復習に追われているため、遊びに行く時間はかなり減りましたので、その分のお金は浮きました。他には、日頃コンビニや自動販売機で、飲み物を買わないように気をつけています(定価ですから。)。インパクトの有る節約方法は有りませんが、積もり積もればこれだけでも、大分変わってくる人もいらっしゃると思います。
あとは、私の治療院は週に二日お休みしていますが、その二日間は予約制で治療することも有ります。休診日も治療院で勉強をしていることが多いので、特に苦にはなりません。

1期生 原 祐士 Diplome d’Osteopath

SAJで学ぶものは、とても価値がある

学費を借金にするも、財産にするも、自分次第なのだ!
接骨院業界は、保険診療が厳しい時代を迎えようとしています。
近い将来、自由診療に切り替えて行こうと思っています。
SAJで学べば、それが叶うと、確信しています。
 
はじめに、SAJで学ぶ事を可能にして下さった全ての人に感謝を込めて・・・。
資格:柔道整復師

私は、SAJ3年生の戸田百合子です。平成3年に柔道整復師免許を取得し、平成17年2月に自宅兼店舗の接骨院を、埼玉県杉戸町の農村地帯に開業しました。オステオパシー歴10年です。接骨院の治療形態は、保険診療7割、自由診療3割。それぞれの仕分けは、負傷原因があるかないかで決めています。基本的には予約制です。治療方法は、今までに、JOMA、SAJで教えて頂きました、オステオパシーです。スタッフは、私の他に

鍼灸師(オステオパシー歴5年)1人、助手1人、送迎1人
で運営しております。
SAJの授業に参加する時(宿泊しています。)は、信頼できるスタッフのおかげで、接骨院を休まず診療しております。その際、患者様には、2週間前より貼り紙にてお知らせをし、予約人数を調整させて頂いております。
SAJで学び、役に立っている事は沢山ありますが、いくつか紹介させて頂きます。例えば、ある1つの関節を治療する場合、関節(骨性)の問題と関節周囲(靭帯、筋)の問題のいずれか、または両方の問題があり、それぞれの病変方向が同側に起こるとは限らない!また、適応するテクニックも違うのです!
腸骨に至っては、仙腸関節と、恥骨結合の変位は、同時に起こりますが、どちらを治療すればいいのでしょう・・・?SAJ入学前の私は、両方とも治療していました(恥)。しかし、なんと!鑑別テストがあるのです!勿論、治療法もあります!その他、今まで見た事もない、聞いた事もない治療が盛りだくさんです!
このように、SAJでは、病変の仕分けがしっかりと成されていますので、私は、施術時の疲れが減少しました。それは、診断力がつき、治療する箇所が減ったためです。
もちろん効果も上がりました。
それから、今まで私は、スラストの施術をするのが、すごく怖かったのですが、理論や禁忌をしっかりと教えて頂きましたので、今では全く怖くありません。
そして、フランスの先生方のスラスト、もちろん全てのテクニックもですが、超・カッコいい!!まるで、優雅なダンスのようです!!私もスラストなどを格好良く決めたい!なんて思っていて、ただいま練習中です。練習は、自主練習の他に、日曜日を利用して、SAJの皆で協力し合い、勉強会を行っています。私はペースが遅いので、SAJの皆さんに助けて頂いております。ありがとうございます!
それから、皆が心配の授業料の話です。私個人の事ですが、住宅ローンや、開業資金もローンでしたので、また借りるのに抵抗がありました。が、その時、私の師匠がこう言いました。
「借金と考えるのか、財産と考えるのか」
あまり多くを語ってくれる師匠ではありませんが、SAJで学ぶものは、とても価値がある。そして、借金にするも、財産にするも、自分次第なのだ!と理解しました。
これから、接骨院業界は、保険診療が厳しい時代を迎えようとしています。(本当に大変ですよね、不景気で・・・。)その為、私は近い将来、自由診療に切り替えて行こうと思っています。SAJで学べば、それが叶うと確信しています。
最後に、SAJへの入学を反対する事無く、後押しをしてくれた私のパートナー、授業に参加している間、不自由をしているであろう、さびしい思いをしているであろう、私の3人の子供達と、私に関わるすべての人の人生を、この治療を通して豊かにして生きて行きたい!それがSAJに入学した、いちばんの理由です。 
 1期生 戸田百合子 Diplome d’Osteopath

他団体と比較してSAJを選びました。

飯野允大

私は北海道の函館市で生まれ、高校卒業まで過ごしました。父親があん摩、指圧、マッサージの資格を取得し、その後、オステオパシーの道に進みました。

その背中を幼少より見ていた私は、患者様に喜ばれる仕事がしたいと思うようになりました。
鍼灸の大学を卒業し、臨床経験を積んでいるうちに徒手で自然治癒力を高めて全身を治療することのできるオステオパシーをしっかり学びたいと思うようになりました。

現在、日本には多くのオステオパシーの団体があり、学校もいくつか存在します。私は他の団体でもセミナーなどを受けたことがありますが、自分にはオステオパシーの知識も経験も浅いので基礎からしっかり土台を作っていけるSAJの教育が合っていると思いました。

SAJは国際的基準を視野に、世界に通用する本物のオステオパシーを日本に根付かせるために企画された、ヨーロッパ基準の教育を学ぶ日本で唯一の学校です。提携しているATSAはフランス国内でも評判の高い学校です。授業内容も解剖学の基礎から確認し、原理原則を論理的に説明してくれるので自分の頭の中でイメージがとてもし易いです。その場でわからない点などがあれば質問し易い環境なので、疑問点も理解できるまで教えてくれます。実技の時間も充分に取ってくれて、感覚が掴めるまでしっかり技術を習得することができます。卒業された先生方もサポートに入ってくれるので本当にわかりやすく受講することができます。

このような素晴らしい学校で学べることを心より嬉しく感じております。また共に学んでいける同期の先生方も、全国から来られている優秀な方々なので、とても良い刺激を受けます。
学校で学んだことを日々の臨床に生かし、患者様により良い治療を提供していけるように頑張って勉強していきたいと思います。

日本はこれから超高齢化社会の急速な進行によって、医療需要の重心が高齢者に大きく移動していき、医療のあり方、医療提供のあり方について、パラダイム転換が求められています。その中でオステオパシーの役割が重要になってくるのではないでしょうか。

3期生 飯野允大

手技を一から学びたいと思いました。

本川 亮

スティルアカデミィジャパン(SAJ)入学にあたりSAJ三期生 本川 亮私は理学療法士(PT)の免許を取得し、今年で26年目になります。北海道釧路市出身で、33年間北海道で育ち、働く中で、一度北海道から出て新たな地で学びながら働きたいという思いが強くなり、宮城県仙台市に移住し、今年で13年目になりました。

現在は仙台市近郊の介護老人保健施設で非常勤PTとして勤務しております。
オステオパシーと出会ったのは、2012年に参加した技術系のセミナーでした。それまでカイロプラクティックは知っていましたが、オステオパシーについてはほとんど知識がありませんでした。

講師は作業療法士(OT)でオステオパシーで学んだ知識をPT・OTでもすぐに臨床にいかせるようオリジナルの体系化したセミナーを開催していました。私はあまり徒手療法を得意とせず、上肢と下肢を中心にアプローチすることしか行っていなかったため、この年になって脊椎に対する骨格調整を学べるだけで新鮮でした。さらに内臓や頭蓋の機能不全が様々な体調不良を引き起こし、それらを徒手的に治療する技術も存在することに驚かされました。

しかし、数回のセミナーに参加しただけでは、内臓や頭蓋に対する技術を私は習得することができませんでした。自分のセンスのなさを棚に上げ、その講師が習った先生から教わると身につくのではないかと思い、高額ではありましたが、2015年からオステオパシー団体主催のセミナーに参加するようになりました。しかし、そこでも繊細な体の動きの感覚をつかむことが自分には難しく、何度も学ぶのをあきらめようと思いました。

そのような折、日本でも働きながらオステオパシーを学べる学校が複数校あることを知りました。このままセミナーに投資してオステオパシーを学んでいくよりは、学校に入って一から学んだ方が自分には合っていると思い、一番早く入学可能な団体である日本オステオパシーメディスン協会(JOMA)主催の無料腰痛オステオパシーセミナー(2016年9月開催)に参加することにしました。講師はSAJ一期生の先生方で、オステオパシーの考え、仙腸関節に対する手技を指導してくださいました。短時間のセミナーでしたが、講師の先生方の素晴らしい技術と人柄に触れることができ、SAJで学びたいという気持ちが強くなりました。

SAJ三期の開校が翌月の予定であり、5年間の授業料が払えるかどうかよりもこの機会を逃すともうチャンスはないという思いが勝り、入学願書をすぐに提出しました。開校は4ヶ月ほど延びましたが、良いタイミングで入学することができました。

セミナーではなくSAJに入学して学ぶメリットとしては、

  1. 日本にいながらフランスの一流講師陣から直接学ぶことができる
  2. 筋骨格系、内臓系、頭蓋仙骨系を総合的に学ぶことができる
  3. (最終試験に合格できれば)フランス政府公認の認定証を取得することができるなどがあげられるかと思います。

2017年2月にSAJ三期の授業が始まり年6回の授業のうち、既に4回の授業が終わりました。これまでの授業を受けた感想ですが、講師はフランスの先生ですので、フランス語で講義をされますが、すぐにオステオパシーに精通した通訳者が通訳してくださり、言語の壁を感じずに授業を受けることができます。また毎回翻訳済みの充実した資料が配布されるため、その日の授業の復習もし易いです。授業では解剖・生理学の知識を復習した後、テーマ毎の実技に移ります。なぜその治療・手技を選択するかを順序立てて導けるようにしっかりとした評価方法を学びます。

ある部位の治療に対しても、一つの手技だけではなく、様々な手技を学びます。引き出しを多く持つことで、患者様に適した手技を選択できるようになるためです。また実技指導ではセミナーとは違い、技術習得のためのステップアップを個人ごとに細かく直接指導してくださる上に理事の先生、一期生の先生もテーブルトレーナーとして指導してくださいます。実技の練習する時間もしっかり設けられています。基本的な質問もし易い環境で自分に合っていると実感しています。私はその場では何となく教えていただいた技術ができたつもりになるのですが、現在の職場では高齢者が多く、直接使えない手技があることを理由に十分な復習をせずにいるため、既に忘れていっている手技が出てきている状況です。周りの環境のせいにせず、学んだことをどう実践し、維持させていくかが現在の課題であります。せっかく一流の講師から学ぶことができても技術は実践しなければ何も身につけることはできません。高い授業料も無駄になってしまいます。ある講師は「練習する相手がいないのなら、ペットでもよいから体を借りて習った技術を練習しなさい」とおっしゃっていました(そのくらいの真摯さが必要という意味で)。これからは職場のスタッフにも声をかけ、練習台になっていただこうと思います。

オステオパシーは制限のあるところを見つけ、その制限を正常化することで自然治癒力と相まって、回復すると考えますが、制限がなくむしろ動き過ぎる状況ではオステオパシーでもできることが限られます。そのような状況では装具を使用したり、機能面だけではなく生活動作面にアプローチするなどPTとして学んできたことで対応できることもあります。将来はオステオパシーとPTとしての経験を組み合わせることで非常に幅の広い仕事ができるのではないかと思います。

SAJ三期の授業開始にあたっては原田先生をはじめ多くの先生方のご苦労があったことを伺いました。少数の入学者状況でも授業を開始してくださいましたことに理事の先生、一期生・二期生の諸先生、事務局をはじめ関係者の皆様に感謝申し上げます。三期生は13人と少数ではありますが、北は秋田、南は鹿児島県まで同じ志を目指し、集った非常に素晴らしいメンバーです。切磋琢磨し合いながら充実した5年間を過ごせそうです。職種も様々で鍼灸師の方からは経絡を教えてもらったり、柔道整復師の方からは開業・院の経営の実状を伺うことができたり、病院や施設内のPT・OTだけのつながりでは得られない知識や技術を得ることもできます。

日本においては毎年医療費が過去最高を更新し続けている中、今後ますます代替医療が注目され、その中でもオステオパシーが重要な役割を担っていくことと思われます。私は最近、ヨガを実践しつつ緩いビーガン食生活を送っています。将来はSAJで学んだオステオパシーの考えや技術を主軸にしつつ、セルフトレーニングとしてのヨガや食事を含めた生活の助言を通して、一人でも多くの方の健康づくりのお役に立ちたいと思っています。

3期生 本川 亮(理学療法士)

SAJに入学した理由

星川健太

私は2015年にあん摩マッサージ指圧師の専門学校を卒業しました。

学校では国家試験をパスするための勉強がメインだったため、人体の基礎知識は学べましたが、臨床で出くわす腰痛や肩こりなどのメカニズムや改善方法などは分からないままでした。

卒業後、いわゆる「これをすれば○○が治る」や「○○整体法」などの本やセミナーをいくつも試してみましたが、内容に納得できるものは無く、実際に臨床で使ってみても効果は薄いものでした。

このままでは行き当たりばったりな治療しか出来ないと思い、前職のシステムエンジニア時代を思い出してみました。

システムが故障した時には、その原因を探すためにテストを行い、原因に対する最適な修正を行い修正後の再テストを行っていました。

それは人もシステムも同じで、臨床での自分に足りなかったのは検査⇒原因⇒治療⇒再検査という行程だったと気が付きました。このような行程を踏んだ治療法はあるのだろうか?調べているうちに「オステオパシー」という治療法を知る事になります。

オステオパシーを教えてくれる学校は日本にいくつもあり、パンフレットやホームページを見ているだけではなかなかイメージがわかず、まずは最寄りのオステオパシーの学校へ授業見学をしにいきましたが自分の考えには合わなかったためSAJの授業見学を申し込みました。参加したのが、ちょうど3期生の1回目の講義で「骨盤」に関する授業をやっていました。

授業はまず解剖学の復習から始まりました。あん摩マッサージ指圧師の学校で学んだ内容よりも更に踏み込んだ詳細な内容でした。

復習した解剖学を元に、関節の細かな動きや重力によってどこに負荷がかかりやすいか、どのような機能障害が起こるかという事を話していました。授業の構成自体がとても論理的で、これがこうなっているからこうなるというのが非常に理解しやすくなっています。そしてその機能障害を見つけるためにどのようなテストをすればよいか、どういう矯正をすればよいかも論理的に教えてくれました。しかも、やり方ではなく、なぜそのやり方を使うのかという考え方を教えてくれるので、ここの授業を全て頭と体で理解出来れば卒業時には、自分の頭で考えて治療が出来るようになれると思いました。

見学後、今すぐにでも入学したいと思い無理をお願いして3期生の途中から入学させてもらいました。

東京の学校なので、今住んでいる関西から通うのは大変ですがそれだけの価値はあると思います。今までに「骨盤」「下肢」「腰椎」の授業を学び、臨床の場でも少しずつ成果を上げられています。

これから他の部位だけではなく、内臓や頭蓋の授業もあり体をトータルで診れるようになると思うと今からとても楽しみです。

3期生 星川健太

SAJを選んで入学した理由

田辺 裕章

私はオステオパシーについては殆ど経験のない状況で入学を決めた数少ない生徒の一人です。病院やその関連施設での勤務のなかで、オステオパシーを基礎からきちんと学びたいという強い気持ちが育っていきました。私は病院という薬物療法や手術等の器具を用いた手技中心の世界で勤めております。

運動療法や徒手療法等、運動生理学に基づく方法については理解のある方々は少なく、その有用性を周囲に示す必要があると感じていました。徒手で患者を安全に治療する方法がないものかと模索していた時、オステオパシーを知りました。オステオパシー関連の市販の書籍のいくつかに目を通し、オステオパシー関連のセミナーに参加するうちに、これこそまさに自分の求めていたものだと感じました。

人体を個別に機能の別れたパーツの集合体としてではなく、それぞれ関連のある一つのユニットとして捉える考え方、精緻な解剖学、生理学に基づく評価法や治療法の積み重ねである点、特に、頭蓋と内臓を含めて診ていく点は、直感的にとても理に適っていると感じましたし、内科疾患で動けなくなる患者さんを診ていく上でとても役立つと感じました。実際に臨床上での疑問点の解決や見落としていた点を洗い出すのにとても役立っています。

SAJの授業の特徴は、最も基本的な解剖学的知識の確認から始まり、診断と治療に関わる運動生理学の知識や、最も基本的な生化学的知見や生理学の所見を、診断法、矯正法の説明のツールとして横断的に用いて説明されるので、具体的に診断法や矯正法の説明を受ける前に、診断法や矯正法の凡そのイメージが自ずと湧いてくる感じがあります。
そのあとに、実際の診断法、矯正法を説明されると、「あ、なるほど」と、溜飲を下げる思いで授業を受けられるので自然と無理なく覚えられる感じがあります。このフランス式授業のスタイルこそ私がSAJを選んだ理由の一つです。
私は今SAJ3 年生ですが、近いうちに勤め先が休みの日を利用して、SAJで一緒に学ばさせていただいている方の経営する治療室の一角をお借りして、治療院を起業する予定であります。目標は、同じ診断法、治療法を持った仲間同士で切磋琢磨できる環境を作ること。ベースの知識が同じであれば、より精緻な症例検討も可能になると思われますし、学のレベルが上がれば周囲からの社会的な評価も上がってくると思われます。

治療院が乱立する昨今、きちんとした医学的知識に基づき、確立された方法論をもち、共通の診断法、治療法(用語を含めて)を持つ者同士が、ある程度組織立って動けることは、大変な強みとなるであろうし、提供できるサービスの質を向上させることのにもなると思います。それが、今の時代に求められていることなのではないかと感じています。

2期生 田辺 裕章

スティルアカデミージャパンに入学して「転機になったセミナー」

丸山 稔一

私は三年制の日本のオステオパシー学校を卒業し、その後独立開業して10年目を迎えました。10年間治療を行いながら、うまく結果が出せるケースと、又自分のレベルでは歯が立たないと感じるケースが交錯しながら現在に至っています。
10年間少しでも上達したいと思い、自習なり国内セミナーに出席するなりと努力はしてまいりましたが、自分の中では飛躍的に上手くなったという実感がなく、治療家としてはまだまだだなと感じていました。

そのような中、今から約4年前JOMA主催で行われたアラン・クロワビエD.O.の末梢神経マニュピレーションセミナーに出席する機会がありました。
このセミナーは問題となっている抹消神経を探し、その神経鞘に対し施術を行うという、正に「解剖学=テクニック」と言ってもいいような内容でした。

圧倒的な解剖学的知識とそれに裏打ちされた触診力がないと現実的には何もできません。自分としてはただ凄い技術を見てしまったと感嘆するだけでした。
例えば、クロアビエD.Oは抹消神経と血管が複雑に交差する腋窩を触診し、指の角度を少し変えるだけで、その神経と血管を識別していきます。
そして目標となる神経を見つけ、インダクションを行いリリースして行くのです。

教育レベルの差

この触診能力、そして従来にはない独創的な技術の開発力は彼の努力ももちろんあるのでしょうが、決して自分一人で、一から積み上げたものではないと感じました。

つまり、これは教育レベルの差なのだ、自分はまだ基本的な部分で勉強なりトレーニングが全然出来ていないと感じ、又今まではどんなに上手くなろうと思っても適切に導いてくれる教育機関が日本には無かったのだと思いました。クロワビエD.OもATSA出身であり、また同校の卒後教育の担当者でもあるとお聞きしました。このセミナーが行われた半年前には既にSAJ一期が始まっておりましたので、私も迷わず二期の入学を決心しました。
現実には入学を決意してから入学までには二年程時間がかかったのですが、JOMAの理事の方々またフランス本校の幹部の大変な努力のおかげで、やっと入学することが出来ました。

予想通り又予想以上

入学してから約2年が経過しました。5年間という長いカリキュラムの中で、現在はストラクチャルを中心にした授業を行っています。
SAJは、1)筋骨格系 2)頭蓋 3)内臓。
スティルアカデミージャパンに入学して この3つの理論と実技のバランス、何が一つ欠けても駄目。3つ全て完璧に出来て初めて治療になることを教育方針に掲げていると第一回目の授業でジャン・ランブルー校長からお聞きしました。
今後の頭蓋と内臓の授業に進む前提として、まずは筋骨格系からというプログラムになっているようです。
現在は骨盤(腸骨、仙骨、恥骨)、 下肢、腰椎、上肢、胸椎、肋骨と頸椎を除くおおよその授業は終了した段階です。
各授業ではまず徹底して各関節のバイオメカニクス(機能解剖学)の説明が行われます。それもかなり詳細にわたっての授業になりますので、この部分の理解だけでも相当なボリュームになります。
またストラクチャルの授業とは別のプログラムで下肢、上肢と二回に分けて触診解剖の授業が用意されています。この授業のなかでは骨、筋肉、靭帯、血管、神経と多岐にわたる触診をして指導していただけます。この授業レベルの触診が出来ることにより明らかに実技の目的がクリアーになっていきます。
スティルアカデミージャパンに入学して
実技については私もそれなりに各関節のテクニックは知ってはおりましたし、治療で使ってはおりましたが、各先生から教わるテクニックは、私が知っているアメリカの教科書に載っているものより合理的に進化させているものです。
決して従来のものをそのままにしておくのではなく、研究し、検討し、実際に臨床で効果を確認したものだと感じざるを得ません。はっきり言ってすごい進化なのです。
第一回目のランブルー校長の腸骨の授業で前方腸骨と後方腸骨のスラストテクニックを教授頂いた時、仙腸関節の長腕と短腕の角度に合わせてスラストしなければ意味がないと厳しく指摘されました。
よくバイオメカニクスのことを考えればその通りなのです。今までも見た目には同じようなスラストをしていましたが、実はこの理論を知らないと全く形だけのいわば別物になってしまいます。
また仙骨については、私が知っている限りその病変を特定することはとても難しく、オステオパシーを勉強し始める人間にとっては最初の壁です。
微細な触診で最終的な病変を決定してゆくため、何人かで同じ患者を診断したとしても結果がバラバラになることがありましたが、SAJの授業では見事なぐらいに検査方法を進化させていました。
SAJの方法を使えば誰でも時間をかけずに同じ結論になります。
今まで仙骨診断でどのぐらい悩んできたかわかりません。正直10年早く知りたかったです。

腰椎、胸椎についてもしかりです。今までは確かに腰椎については腰椎なりに、胸椎については胸椎なりに教わりその部分についての診断はしてまいりましたが、脊柱は一つしかありません。
脊柱全体の中でどこに問題があるのか、病変が複数ある場合は優先順位をどのように決定していくべきか、又その方法は?
この点についても依然からずっと悩んできました。これに対しても実に明快にしかも理論的に教えていただけます。
SAJの授業の特徴は、まずバイオメカニクスの説明、そしてグローバル検査(おおよその病変の特定検査)、スペシフィック検査(部分が確定した後の精密な検査)そして特定した病変に対して非常に合理的なテクニック、それも厳選したものであり、決して手数は多くありません。この流れが一貫して完結しています。
この流れ(システムと言っていいかもしれません)はATSAが40年を掛けて熟成させ作り上げてきたものなのだと思います。
つまりSAJには治療家として一人前にさせるシステムが完成しているということでしょう。もし、にわかに有名な治療家を何人か集めて学校を作ったとしても、決してこの流れを作ることは出来ないと思います。

つい最近、胸椎と肋骨の授業がありました。

先生はイヴァン・ポポフ先生で腰椎の授業も担当されました。腰椎、胸椎については上記に記した通りグローバル検査は同じ方法で行います。
一見簡単そうに見えます。上から下まで脊柱を揺り動かすだけのシンプルなものです。
しかし実際やってみると難しいです。揺り動かすことも難しいですし、その中から病変を特定し関節性なのか筋肉、靭帯性なのかを決定していくわけです。
先生は「この診断には患者さんと世間話をしながらでも10秒で結論を出せ」とおっしゃいました。
先ほど一人前にするシステムは出来ていると言いましたが、それは導きを提示しているだけの話で、身に付けて行くには努力が必要です。ポポフ先生はくしくも言われました。「良いものは決して降っては来ない、自分でつかみ取るものだ」と。また「授業で習ったテクニックは丸暗記しなさい」、「頭で考えて治療を行う際の立ち位置を決めるようなことは決して許されない」と。
一回の授業で教えてくれるテクニックの手数は多くはありませんが、合わせればかなりのものになると思います。
その全てに対してグローバル検査、スペシフィック検査、そしてテクニックを条件反射させることはとても大変なことです。5年の歳月をかけ、それも途切れることなく努力を続け、且つ臨床で使わなければ決して身に付くものではないでしょう。
もしこのすべてに対して条件反射が出来るようになっている自分を想像するとワクワクします。
又この段階を超えていかなければ決してオステオパシーを勉強したと言えないのでしょう。

ATSAの実力

ATSAはフランスにおいて数あるオステオパシー学校の中でも極めて評価の高い学校の一つであると聞いて入学しました。
実際2年間授業を受けての率直な感想なのですが、第一に先生方のクオリティーが非常に高いということです。
各先生は担当する科目については何冊も本を出版している人もいる、分厚い見識を持った方々です。

頭蓋担当のアラン・リニオン先生からは頭蓋のリズムの源泉の一つは脳のグリア細胞の膨張と収縮である。
また組織テクニック担当のフィリップ・ボルディーノ先生からは腱膜組織の動きは毛細血管の中のペースメーカー細胞に依存していると教わりました。これはほんの一例ですが彼らはオステオパシーに関わる人間としては根源的と思えるようなテーマについて最先端の研究をされている方々です。
ATSAには数多くの先生が所属されています。すべての先生が日本に来ているのではないようです。
ランブルー校長は各期の生徒の理解度とレベルに応じてどの先生を送るかを考えている。自分は授業運営のコーディネーターだと自負されていました。
一流の先生が生徒のレベルに応じベストなタイミングで来日しているのがSAJなのです。

黎明期から成長期へ

「世の中にはかくも病気で悩んでいる人が溢れているのか。病院に行っても治らない人、それでも救いを求めて評判を聞きつけ治療院を渡り歩く人の多いことか。」
これが治療家として10年開業してきた実感です。
そのような方々に対し、なかなか応えられない自分がいますが、つたないながらもオステオパシーを実践してきて、それが一つの有効な解決方法だと確信しています。
だからこそ確実にオステオパシーの哲学、治療が多くの人々に貢献できる日が一日でも早く来てほしい。
私が勉強し始めて十数年が経ちました。始めた当時と最近の日本でのオステオパシーを取り巻く状況は、残念ながらあまり変わらないと感じております。
当たり前ですが、ある標準を超えたレベルのオステオパスが、かなりの数増えなければ認知されるはずもありません。
ゆっくりでもいい、確実にできる人を増やしていくしかないのです。看板だけオステオパシーにして結局大したことが出来ない人が巷にあふれることは起きて欲しくないのです。

遅々として改善しない状況を解決して行くには、結局教育しかない。

これは1990年代にフィンランドが経済不況を打開するにあたり国民的に大議論をした結論なのだそうです。そして大胆に予算とシステムを改革して現在では教育先進国になり、その結果、不況を克服したそうです。
これはとても良い例だと思います。時間がかかっても乗り越えてゆくのは本物の教育しかないのではないでしょうか。
実際に改めて勉強し直して思うのは、日本のオステオパシー黎明期を終わらせ次の段階に発展させるのはSAJしかないと。
その奇跡に立ち会える一人として自分がいることを心より幸せに思います。

2期生 丸山 稔一

この歳で、、、この学校で勉強したくなった

「パールマンのバイオリン」  

76歳 今から約10年前、私が60歳代の後半のことです。(現在76歳)。 それは確か5月の連休で土日月と休みが続きました。例によって何かの国際セミナーで、それは土曜日でした。夕方まだ5時、定宿にしている新宿ワシントンホテルで、まだ夕飯にはちょっと早いし、部屋にあった新聞を見ると、サンケイホールでクラシックの音楽会があるようです。 その頃、日産のシーマを買って、カーステレオでクラシックを聴き始めた私は、ちょっとしたクラシックファンになっていました。それで、すぐサンケイホールに電話をして、また当日売りがあるかどうか、今からでも間に合うかどうか聞いてみました。  主演奏家はパールマンと言うアメリカのバイオリニストで、演奏する曲目は知らない曲名でしたが、パールマンの前にも有名なクリークのピアノ協奏曲をイギリスの女性ピアニストが演奏する、とあったので、それだけでも良いと思い行くことにしました。 サンケイホールに着くとホールはいっぱいで、少しの席だけあちこち空いていました。これが歌謡曲か何かのコンサートだったら、とても当日売りはありません。「やはりクラシックの人気は今一だな」なんて思いながら席につきました。

この時点で私の興味はパールマンのバイオリンではなくクリークのピアノ協奏曲でした。いよいよコンサートが始まりました。困ったことに私は妙に眠くなりました。そしてクリークのピアノ協奏曲が始まる頃にはウトウトし始めました。「困った、こんなことないんだけれど、どうしよう」私は眠ると大きないびきをかくのです。この後、肝心のパールマンのバイオリンが始まると言うのに、熱心な音楽ファンの真ん中で大きないびきをかくわけにはいきません。私はパールマンを聴かずにそのまま帰ろうかと思いました。しかし「ここまでいたんだ、何とか眠らずに最後までいよう。あと30分か40分だ。」とパールマンの前の休憩時間にトイレに行き決心しました。 さあ、パールマンの出番です。車椅子に乗ったパールマンが出てきました。私は相変わらず眠くてそれをこらえるのに必死でした。「いびきをかいてはいけない」ただそれだけでした。とパールマンの右手の弦が一尖、スーとおろされると何か一瞬会場が光に包まれました。私は驚きました。いっぺんに眠気が吹っ飛びました。それからはもう恍惚状態、すごい体験をしてしまいました。

甲府に帰って当時通っていた英会話スクールのアメリカから来た先生にこの事を話すと「牛山さん、どこでパールマンのコンサートのことを知ったのだ、私が知っていれば東京まで聴きに行ったのに」と、とても残念がって言うのです。パールマンはアメリカではとても人気があってなかなか入場券が手に入らないんだそうです。 それからしばらくしてテレビを見ていると、オバマ大統領の就任祝賀会が映っていたのです。そしてそこにあのパールマンが居るじゃありませんか。それに、チェロリストと、ピアニストと合計3人出演していました。「ああ、やはりパールマンはアメリカで相当有名な人なんだ。」と私はあの時、ホールが光に包まれた時のことを思い出しました。 私はバイオリンは弾けない.             しかし治療と言う私の世界で、一体私はどの域に達しているのだろう?それはテレビで美空ひばりを見ている時にも、私は落ち込むのでありました。

それからしばらくして、JOMAの会長、原田先生ともう1人の先生と3人で久しぶりに会おうと言うことになりました。夏の暑い日の晩、池袋で3人は会いました。冒頭、原田先生から「牛山さん、この秋からフランスのオステオパシーの学校の日本校をやることになりました。牛山さん、その学校に入りませんか?」と言われました。 「私はすぐに70歳になります。70歳からは何も勉強しないつもりです。」と即座にお断りしました。「それに学校に入ると今までしていたことを変えなきゃならないし。」 学校だから基礎的なことだから変える事はないですよ」とも言われました。ですが私はこの年でまた勉強を始める気持ちはありませんでした。10時半に新宿を出る「あずさ」に乗りました。 「原田先生からフランスのオステオパシーの学校に入るように誘われたけれど、もっと若ければなぁ」「でも人生は1回しかないしなぁ」とさっき断ったばかりなのに、そんなことばかり考えていて甲府駅につきました。 結局「人生は1回しかない。とことんやれるところまで勉強しよう。」という結論になり、入学することになりました。

                                                    SAJ一期生 卒業生 R.U