SAJを選んで入学した理由
1期生 神永 叙子 Diplome d’Osteopathe
今まで世界基準のオステオパシー教育を受ける為には、海外へ留学するしかありませんでした。でも、誰からも学費や生活費の援助も受けずに、日本にいる時のように仕事をして収入を得ることなしに、何年も海外へ留学するというのは、かなりハードルが高く、それができる環境にある人は、ごく少数の恵まれた人だけでした。
ですが、フランスの伝統あるオステオパシー教育機関「アンドリュー テイラー スティル アカデミー(ATSA)」と提携し、2009年、東京に「スティル アカデミィ ジャパン(SAJ)」が開校しました。
仕事をしながら世界基準のオステオパシー教育を受けられる!
これにより、海外留学をしなくても、日本にいながら、そして仕事をしながら世界基準のオステオパシー教育を受けられるようになったのです!それでも、1回につき4日間のセミナーを年間6回受講し、それを6年間受け続けるのは、本当に大変なことです。学費もかかります。
そして、仕事も休まなければならないので収入も減ります。
勤めている人は、かなりの日数を休むことになるので、同僚や上司へも迷惑がかかり、職場からの許可を取るのも難しいかもしれません。また家族と過ごす時間も犠牲にしなければならない時も多いと思います。
多くの困難を述べましたが、それでも、オステオパシーを学びたいという情熱があるなら、「スティル アカデミー ジャパン(SAJ)」で学ぶことは、それを越える価値があります。
オステオパシー素晴らしい手技療法であり、哲学でもある
オステオパシーは、本当に素晴らしい手技療法です。でも本当は、オステオパシーは哲学です。
オステオパシー創始者AT.STill 博士が発表したオステオパシー哲学とは、身体の治癒力を発動させる為の身体に存在する普遍のルールなのです。その哲学に従って、解剖学、生理学、生体力学といった知識を駆使し、身体が失ってしまった調和を取り戻す手助けをする手技療法です。オステオパシーを学ぶのに、自分が好きな分野のセミナーにだけ出て学ぶという方法もありますが、「SAJ」では、それは許されません。筋骨格系・頭蓋系・内臓系のオステオパシーの主要な分野を中心に、解剖学、生理学、生体力学のみならず、症候学、診断学、放射線画像学など、理論と実技のカリキュラムを多角的に学びます。自分が苦手な分野も外すことなく多角的に学ぶことは、とても大切なことです。それは、身体をより全体的に捉えることができ、身体への理解が深まるからです。そうしてはじめて、オステオパシーの知識と技術は、素晴らしい効果を発揮するのです。AT.STill 博士は、オステオパシー哲学のはじめに、「身体は1つのユニットである」と述べています。
オステオパシーの素晴らしさの基礎にあるのは、身体をパーツごとに分離せず、全てを統合してみるという視点です。まさに、オステオパシーを学ぶときも同じです。身体を統合的に理解するには、多角的な知識を得る必要があるのです。
社会人にはハードだが、その苦労を何倍も上回る喜び
そしてもちろん、SAJでは講義を受けるだけではなく、筆記と実技のテストがあります。働きながら勉強をするというのは、本当にハードです。仕事を終えた夜は、本当にクタクタで、なかなか頭にも入ってきません。しかも、ほんの数か月という短い期間ではないので、生活スタイルから見直していかなければなりません。自営業の人は、施術だけでなく、経営やマーケティング的なことも同時に考え、やっていかなければならないのです。
だけど、その苦労をしても、やはりSAJで、オステオパシーを学ぶ価値はあります。それは、オステオパシーの知識や技術を使って、あなたの自身の手で、生命の躍動を感じ、それを一層高めていくことができるからです。そして、その喜びの他にも、苦労の末には、国際的な資格の授与という輝かしい栄冠も得ることができるのです。
でも、SAJの教育が終わっても、それで全て終わりではありません。まだまだ勉強や研究は続くのです。果てしがないと思われるかもしれませんが、だからこそチャレンジしがいがあり、楽しく、人生を彩るのです。
多くの人を助けられる学び、それがオステオパシー
私たちが真摯に向き合う程、多くの人を助けられるというのは、本当に素晴らしい仕事です。
私は転職をしてオステオパシーを選びましたが、オステオパシーを始める時は、家族も友人も誰も賛成してはくれませんでした。
だけど、今、私は自分の選択が間違っていなかったことがはっきりわかります。オステオパシーを仕事にすることで、多くの人の役に立っているということを日々、実感できるからです。
自分の頑張りが困っている人の役に立っていると感じることは、究極の幸福感でもあります。
本当に生命は、キラキラと輝いています。身体は、躍動感にあふれたリズムで振動しています。
SAJのカリキュラムを終えた時、その知識と技術で、生命の輝きを一層、煌めかせることができるようになるでしょう。
あなたもこのチャレンジをしてみませんか?
そして成長したからこそ得られる喜びを感じてみませんか?