カリキュラム

授業カリキュラム

スティル アカデミイ ジャパンのカリキュラムは、フランス・リヨンのATSA本校のモデルを日本用に改良したものです。
本校と同様に、「筋骨格」「頭蓋」「内臓」の三大カリキュラムを軸に、幅広い医療的課題に適切に対応できる人材を育成するため、解剖生理学、バイオメカニクス、症候学、レントゲン学などを学びます。

一番の魅力は、歴史のある本校講師が来日し、つぎはぎではない一貫した流れの教育を受けられる事です。
その点がセミナーを重ねただけの学習と大きく異なる点です。
一つ一つの授業で教わる内容の豊富さに驚かれる事でしょう。本当に贅沢な、実のある授業内容です。これが当校の最大の自慢です。 

教科書は各講師が作成したテキストやパワーポイントを カラーコピーして毎回配られます。

 

 

 

症候学・レントゲン学は世界共通の科目ですから、日本人講師が担当します。

症候学講師:降矢英成医師(日本ホリスティック医学協会会長)

オステオパシーの三大カリキュラム

筋骨格系の
オステオパシー

組織(筋・筋膜)と関節のオステオパシ―機能障害に対して施術を行います。      
TGO ストラクチャー・テクニック カウンターストレイン 組織テクニックなど  
カイロプラクティツクやマッサージと施術に対する考えが様々な点で異なり、グローバル視点を持つ特徴があります。

担当講師:Jean Lambrow D.O.           Yvan Popoff D.O.                Bruno Gay D.O.
                   Philippe Bourdinaud D.O.     Dominique Thevenot D.O.     
       Yves Fournier D.O.                   Pierre Vey D.O.                     Paolo Barbalo D.O. 
                                

内臓オステオパシー

内臓に生じたオステオパシー機能障害に対応する技術です。
腹部、胸部、頚部、骨盤腔などにある内臓組織に対してマイルドな手技を行います。   フランスのオステオパシーが得意とするジャンルで、独創的で多彩な手技を持つ。

担当講師:G.Aracoque D.O.  K.Desdevises D.O.    Olivier Bazin D.O.

頭蓋オステオパシー

頭蓋仙骨系とは「脳や神経系、脳を包む三層の膜組織、脳脊髄液、頭蓋骨と脊椎、そして関連する組織」の脳と脊髄の固有運動 脳脊髄液の波動 頭蓋硬膜と脊髄硬膜の可動性 寛骨間の仙骨の不随的可動性 」の連動した潜在的生命の動きの事で、この部に生じるまたは間接的にこの運動に関わる、オステオパシー機能障害に頭蓋オステオパシーが対応する。 

担当講師: Alain Lignon D.O.    Bruno Gay D.O.

 

無資格の人のためのフルタイムの授業内容 1236時間  

  基礎医学

オステオパシープラクティス(右表のオステオパシー授業の復習等)

オステオパシー 専門分野
1年次  基礎医学内容

・オステオパシー概論  

・オステオパシーの歴史  

・オステオパシーの哲学と原理

・解剖学 ・生理学 

・生化学 ・生物学 ・病理学

・運動学 ・心理学

・衛生 ・公衆衛生 ・臨床各論

・臨床総論 ・栄養学

(上記の基礎医学は二年半の予定)

オステオパシー専科

(SAJフランス人からの授業)の内容の

復習、

クリニカ〔卒業試験)対策練習など

骨盤 
触診解剖学 
下肢 
組織テクニック 
TGO 
腰椎
2年次

恥骨・仙骨 
胸椎・肋骨 
上肢 
頚部触診 
頚椎
頭蓋

3年次  ファンクショナル
内臓①
頭蓋②
オステオパシー反射
内臓②
頚椎ストラクチャー
レントゲン学 症候学 
4年次    上部頸椎

頭蓋③
内臓③
頭蓋④
内臓④
レントゲン学
症候学

5年次  

ファンクショナル
頭蓋⑤
内臓⑤
レントゲン学
症候学
臨床(クリニカ)準備
臨床(クリニカ)準備 


※上記の授業カリキュラム等は、若干の変更の可能性があります。

                                     オステオパシープラクティス 合計 406時間

 

オステオパシーの各テクニックの説明

TGO

TGOやGOTとも呼ばれる。古典的オステオパシー手技でイギリスにオステオパシーを伝えたリトルジョンDOが行っていた伝統的なオステオパシー手技を、弟子のジョン・ワーナムDOが体系化した。アメリカでは失われた伝統的オステオパシーの手技と言われている。 リトルジョンの生理的オステオパシーの考えを反映した「ワーナムの10戒」と「3つのR」を学び、この法則に則って全身の筋骨格系の手技を組織のリズムに沿って行い、検査&調整を一連の流れるような操作で行う筋骨格系のダイレクトテクニックである。
SAJのTOGはオステオパシーのホリスティカルな哲学を手技により応用するため、従来のTOGの範囲をよりグローバルに変化した特徴があリます。

HVLAテクニック

 

ボーンセッターの手技がルーツとされ、オステオパシーがより解剖学的・生体力学的に発展させた筋骨格系の関節に対するオステオパシーマニピュレーションである。  オステオパシーの筋骨格系に関する専門的な解剖学や生体力学もこの科目で学ぶ。 この手技はHVLA(高速度低振幅法)またはスラストとも言われ、関節への素早い振幅によるダイレクト・テクニックで、固有受容器からの情報が、機能障害の神経の働きに抑制的に働きかけ機能障害からの回復をはかる(ゲート・セオリー)。 筋骨格系の専門知識の学ぶ範囲も多く、またストラクチャーテクニックの手技は匠さを必要とし一定のレベルの習得が出来ないと施術で試す事が難しいため、授業に多くの時間をさいて学生を習得に導きます。 カイロプラクティツクと異なり脊椎だけでなく骨盤や四肢にも沢山の生体力学の考えや調整法があります。   またオステオパシー固有の「フライアットの法則」や、アメリカのオステオパシーも学ぶ事ない「リトルジョンの力線や脊柱の動的観察」も学びます、またフランスで改良された骨盤の独特な矯正法も学びます。
ミオテンシブ
・テクニック

この二つのテクニックは術者がポジショニングとパラメータを加えたホールドを作り、受ける側の筋肉の収縮を利用して筋肉や関節の機能障害からの回復をはかる筋骨格系のダイレクトテクニックである。  アメリカのフレッド・ミッチェルDOが1950年頃に創造したオステオパシーマニピュレーションの一つ。アメリカのマッスル・エネルギー・テクニックをベースにさらにヨーロッパで一部が発展的に変化していった。 フランスではマッスル・エネルギー・テクニックは筋の張力を用いた関節の調整をさし、ミオテンシブは筋肉自体の機能障害に対するトリートメントをさす。特殊な方法としてはインダイレクトとダイレクトの二つの方法を複合したりする、主に等尺性収縮を用いるが、時に等張性収縮も用いる。SAJではアメリカのミッチェルのマッスル・エネルギー・テクニックと異なり、一連の決まったプロトコールでは行わない違いがあります。またこの授業はストラクチャーテクニックと一緒に学びます。

カウンター
・ストレイン
アメリカのローレンス・H・ジョーンズD.O.が、1955年の臨床での経験がヒントに成り1980年代初頭にかけてほぼ完成されたオステオパシーマニピュレーションで、正式名がストレイン&カウンターストレインといい、ポディショナル・リリースやジョーンズ・テクニックとも呼ばれる。 アメリカでは80年代に生まれた最も革命的なオステオパシーマニピュレーションと称えられた。 アービン・コー博士が提唱した機能障害の機序にγ運動ニューロンの異常な活性化がある事にジョーンズ先生が注目し、臨床の体験からこの説を結び付け出来上がったテクニック。機能障害を起こした筋骨格系の固有受容器(筋紡錘の螺旋終末やゴルジ受容体)からの脊髄へのシグナルを90秒抑制する楽な姿勢に術者の手技で姿位を取り、注意深く姿勢を中立位に術者が戻し神経と受容器の反応の正常化をはかる。 痛みの姿勢や動作と結びつく圧痛点(ジャンピング・ポイント)を目安に、痛みと逆の楽な方向に手技を行う、筋骨格系のインダイレクト・テクニックである。
ファンクショナル
・テクニック
ファンクショナル・テクニックは筋骨格系の関節機能障害に対するインダイレクト・テクニックで、非常に優しい手技で安全で禁忌がほぼありません。 
関節の機能障害を誇張し組織の弛緩した点で自己調整作用を誘発させる手技で、手技療法の中でオステオパシーにしか存在しない関節調整手技。 この手技はアメリカのハロルド・フーバーDOが名付けた手技。 フーバーがその名をつけたが、スティル博士が古くから用いた手技で、サザーランドDOもインダイレクトな手技も多用した事から、昔から様々なオステオパスが広く行っていた関節のインダイレクト・テクニックと言える。  フランスに伝わったファンクショナル・テクニックは独特な発展を遂げました。従来のインダイレクトな手技は神経学的作用としては機能障害の情報を解除して終わったが、フランスのファンクショナル・テクニックは、従来のインダイレクトの手法に引き続いて正常な神経の機能の再設定を促す為の、いくつかの方法を行う複合的手技に進化している。 SAJのファンクショナル・テクニックの授業では、ストラクチャーテクニック&マッスルエナジーテクニックの際に学んだ筋骨格系の関節の専門知識の復習と、更に結合組織の関節内圧力の専門的な講義が加えられ、それと並行してフランスのファンクショナル・テクニックを学ぶ。 この機能性に訴えるテクニックは、従来のようにインダイレクトな所で終わればインダイレクトテクニックといえるが、複合法的に行うとスティル・テクニックなどにも類似した作用を起こす様に見えるが、手技が引き起こす刺激の違いからより結合組織の液の循環や体性神経だけではなく自律神経への調整作用がより効果的に働くと考えられる。
組織テクニック

アメリカのオステオパシーでいう所の筋膜リリースの事で、フランスでは「組織テクニック」と呼ばれる。
膜・筋膜の機能障害を施術対象とするオステオパシーマニピュレーション。この授業では結合組織の専門的な驚くような知識を学びます、また筋膜の全体または局所的な知識を学ぶ。オステオパシーの誕生当初からオステオパシーは筋膜に特別に注目した経緯がある、最先端の科学が解き明かした膜の働きの多くを予見し、施術対象に膜を扱った膜へのアプローチのパイオニアといえるでしょう。結合組織や腱膜や細胞外と細胞内マトリクスなどの研究は2000年ごろから最先端の科学で非常に注目されています、膜の組織は健康を支える恒常性の働きが注目されてきている領域で、オステオパシーが健康に貢献できる素晴らしい所です。オステオパシーの組織テクニックは非常に繊細な感覚と正確さを必要とする、民間に流布している出所不明の謎のストレッチ的な筋膜リリースの方法ではなく、オステオパシーの膜のアプローチは、微細な組織が持つ固有運動を手で蝕知しながら膜の振る舞いを尊重しながら行う。またSAJではアンテンションとインテンションを合わせて観察的手技を施す事を重視する。

 反射テクニック

このテクニックはイタリアのペレノーフェレDOが、ヨーロッパの地でジャリコ・ディッケ・コウロ―シュなどの医師や治療家が考えた内臓反射の研究を調べ、フェレDO自身も独創的な反射手技を創始し、これらの様々な反射の方法をオステオパシー的にまとめ体系化した総合的反射手技。イタリアからフランスやドイツなどの欧州のオステオパシーに普及した独創的な方法。
皮下組織の反射の反応を評価にもちいて、その評価した結合組織に刺激を加えて施術を行う、基本と成るベースの施術と反射区施術がある。                    
線の手技  後面の内臓反射区  前面の内臓反射区  特殊な反射区 などを用いて刺激から恒常性を変化させ、機能障害や体調不良からの回復を促す。 簡単でまた非常に安全な手技であるにも関わらずとても効果的な手技。 通常のオステオパシーマニピュレーションが出来ないような問題(内臓系・筋骨格系)の方にも施せ、高い効果を示す。チヤップマン反射と異なり、体性内臓反射からの内臓調整だけではなく、体性体性反射からの筋骨格系の調整手法もある。SAJのオステオパシー反射テクニックは、ペレノーフェレDOの直系の方法。 

 内臓オステオパシー

世界のオステオパシーに置いて内臓オステオパシーは、ジャン・ピエール・バラルDOの内臓マニピュレーションを筆頭にフランスで発展した。内臓オステオパシーは内臓間膜も関節や筋膜の結合組織と同じく、オステオパシー機能障害が起こる事に注目し誕生した。内臓オステオパシーは内臓機能障害を改善する効果を持つ。フランスを中心としたオステオパシーは内臓生体力学の正常な機能を重視し、内臓の力学的機能変調を内臓オステオパシーで修正し健全性を取り戻そうとします。消化機系・呼吸器系・泌尿器系・循環系など様々な機能不全に有効性があります。また内臓機能障害が原因で生じる腰痛や肩や首の痛みなど、様々な症状に有効です。 手技療法の世界で内臓領域はオステオパシーの独壇場ともいえるジャンルです。その授業を内臓の本物のオステオパスから学べます。内臓の解剖学の専門的な知識を学び内臓生体力学を学びます。その後に各内臓のオステオパシー機能障害と症候とその評価を学び、内臓検査法とコレクション(矯正)の実技を学びます。内臓のトリートメントは、外側から直接的または間接的に触れて、インダイレクトテクニックもしくはインダイレクトテクニックで施術し、正常な可動性を回復し機能性の回復を促します。変わった手法の中にはサーマル・ヒーティングや内臓リコイルや内臓ターグルリコイルや6スターやモチリティーやその他・・・独創的な手技も含まれます。

 頭蓋オステオパシー

頭蓋オステオパシーはウイリアム・ガナー・サザーランドD.O.が1899年の閃きを基に約30年間の歳月をかけ、頭蓋領域にオステオパシーを研究し誕生させたオステオパシーマニピュレーションです。 サザーランドは生きた人間の頭蓋から感じる微細な振幅に注目し、動きは生命を支える生理に作用すると考える従来の筋骨格系に対して用いていたオステオパシーの概念から、頭蓋の領域の可動性と固着の生理的影響に注目した。サザーランドは研究をへて「頭蓋仙骨システム」の概念を構築し、この頭蓋仙骨システムの可動性の評価と正常化に対するオステオパシーを「頭蓋領域のオステオパシー」又「頭蓋オステオパシー」と呼んだ。

頭蓋オステオパシーは頭蓋の機能障害から生じる問題に大きな効果を発揮します。小児の出産時の物理的トラウマや、脳神経12対の機能の問題や「物忘れ・ウツ・ストレス・頭痛・視力低下・斜視・眩暈・耳が聞きずらい・軽度の耳鳴り・不良姿勢」、顎関節の問題や鼻づまり、むち打ちなど・・・様々な頭蓋領域の機能障害に有益です。

アメリカ以外の国で頭蓋オステオパシーの正式な教育プログラムが、サザーランドの高弟から直接伝わったのはフランスで、またイギリス人DOで頭蓋オステオパシーをアメリカで学んだデニス・ブルックスDOもフランスの頭蓋オステオパシーの教育に貢献した。

SAJの提携校のATSAは、フランスで初めてオステオパシーの学校教育に頭蓋オステオパシーを行った伝統があり、サザーランドの高弟やデニス・ブルックスから引き継いだ伝統ある頭蓋オステオパシーを伝えています。  

 症候学

このカリキュラムはオステオパシーの現場で遭遇しやすい医学的問題を把握するための授業です。オステオパシーの施術を受けに来られる方の中には、オステオパシーの禁忌の問題を持った方や、危険性を想定すべき問題の方も稀にいます。オステオパシーの実際の臨床で遭遇しやすい病理的問題を把握しオステオパシーの実践の場で施術を行うか行なわなないかを選択したり、病院に行かせるべき問題かを解釈し、対応を思案するための症候学を学びます。     基礎医学の臨床学の臨床各論や臨床総論の中で学んだ分野の延長で、実際のオステオパシ―クリニカで遭遇しやすい問題を更に専門的にフォーカスしみて行きます。 また医学的徒手テストや神経疾患の医学的徒手テストの実技も学びます。

オステオパシー
臨床準備

ここではオステオパシー診察のためのホリスティカルナな問診法を学びます、またオステオパシーの実際の臨床の診方や、施術の総合的な組み立て化やポイントを学んで行きます。 オステオパシーの臨床実践の補足的内容も含まれます。  最終のフランスでのオステオパシークリニカの実践の準備と言えます。

 クリニカ

オステオパシークリニカとはオステオパシーの臨床の事です。一般の方を招き入れ実際のオステオパシーDOの講師の施術を見て、その後どの様に解釈し施術を行ったかを論理的に検討し、オステオパシークリニカを学びます。 最終のフランスでのオステオパシークリニカの最終テストの準備となります。    

フルタイムの無資格者の場合は、オステオパシープラクティスのカリキュラムの中でDOのクリニカルアドバイザーの下で、一人最低20名のオステオパシ―クリニカの実践を行う必要がある。                                  

パートタイムの場合は各個人の施術院において(・・または学校のレンタルスペースにおいて)20名のオステオパシークリニカを行い、その際に記帳したカルテの写しを学校に提出する義務がある。